MESSAGE
リ ン ク ・ ア イ の 想 い
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期待感ある組織と個人の関係を増やし、
本気のキャリアを楽しむ日本を創る
- 代表取締役社長
- 磯貝 友希
意欲的に働く個人が増えない日本
直近10年で世界の「仕事に意欲的に取り組む人の割合」は14%から23%まで向上し、アメリカでは30%を超えています。しかし日本は5%~7%で停滞しているのが現状です。
日本の労働環境は変わっていないのか?というと、そうではないのです。職業選択の自由は広がり、心身健康で働ける土壌は労働時間を見る限りかなり整ってきています。多くの企業が労働環境だけでなく、エンゲージメントを重視した経営を推進し、働きがいのある企業づくりに注力しています。
しかし、この10年間日本の労働者の働く意欲の割合に変化がありませんでした。それはなぜでしょうか。それは、採用・就職時の企業と個人の互いに対する期待感の低下、さらに言えば効力感の低下が原因だと考えます。
互いに期待感なく、
相互妥協的な選択を行う就職活
動/採用活動
新卒採用において学生も企業も互いに期待をかけあえていないのが現状です。企業側から見ると、少子化と就職活動の早期・長期化が進み、人材獲得競争が激化、しかし尽力して採用をしても、内定承諾後辞退率が60%超、入社後3年以内の離職が30%超となってしまい、AIの台頭、業務委託などの雇用形態の多様化が進む中で、新卒正社員ひとりひとりへの期待感は全体として下がっています。
一方で学生側も社会保障に対してどのくらいを負担して、どのくらい受益を得るかを世代別に算出する世代会計という考え方によるとシニア世代の2.69倍の負担を課される試算もあり、将来不安が加速し、重ねて終身雇用も破綻し、会社を頼ることもできないなかで、
社会にも会社にも期待を持ちづらくあります。それゆえに企業も学生も互いの未来に期待をせず、妥協的な選択をしあってしまっているのが就職活動/採用活動の現状です。その一方で、そのような世の中だからこそ、企業も「ともに未来に本気になれる仲間を採用したい」、学生の多くが「本気で取り組み、充実感を持ちたい」と心のどこかでは願いと思っているのも強く感じています。
本気を最大化し、
日本の働く概念を変える
人は組織と個人の目的が重なった瞬間に本気になると思っています。そんな経験を誰しもどこかでしたことがあると思います。その本気の状態の時、成長は加速し、深い関係が生まれ、意味にあふれる豊かさを感じたはずです。
労働は苦役という前提ではなく、本気で働く未来の豊かさへの期待を創り、そのためのまず自分の働く目的を明確にすることを私たちは取り組んでいます。学生生活において理想や目的を掲げ、それに仲間と本気の経験を支援し、就職活動において本気で働く未来への期待を創り、本気になれる目的を掲げ、その目的と企業の目的を重ね合わせるサポートをしています。
未来ある若者の本気によって、企業も本気で働く未来の仲間を求めるようになり、若者と企業の本気にあふれる就職・採用市場に変わっていくと思います。日本の働く概念を変え、本気であふれる未来を創っていきたいと思っています。